ブログ

「Google アナリティクス ゼミナール」のテキスト写真

Google Analyticsを2日間で網羅的かつ体系的に学べる費用対効果最強の衣袋先生セミナー

先月、念願叶って衣袋さんの「Google アナリティクス ゼミナール」を受講しましたので、ご本人に”怒られないであろう程度にざくっと”ご紹介させて頂きたいと思います。

 

目次

1.ゼミナール概要
2.主な学習項目
3.所感
4.どんな人が、どういう状態以上で受講したほうが良いか
5.費用対効果
6.まとめ
おまけ:オススメ本

 

1.ゼミナール概要

●開催地
・東京(だいたい渋谷?)

 
●講師
・衣袋宏美さん(株式会社クロス・フュージョン 代表取締役)

 
●開催日数
・2日間
・10:00~17:00(昼休憩1時間含む)
・連続する2日間ではなく、初日の1週間後に2日目=2週連続の○曜日。
※1日だけ、という受講の仕方は無し。

 
●費用
[a2iの法人会員・個人会員] 78,840円(税込)
[a2iの無料会員・一般申込] 95,040円(税込)
[早割 a2iの法人会員・個人会員] 70,200円(税込)
[早割 a2iの無料会員・一般申込] 86,400円(税込)
※a2i=アナリティクスアソシエーション
※早割はだいたい1ヶ月くらい前まで

 
●テキスト(教材)
・292ページ(583スライド)
※1ページに2スライド

 

2.主な学習項目

●基礎編
・用語(ディメンションや指標など)の意味と仕様
・データ収集の仕組みと収集しているデータ
・レポート画面に共通の各種機能
・主要なレポートの見方とデータの活用方法

 
●応用編
・アカウント、プロパティ、ビューの設計方法
・諸設定と正規表現
・その他の各種機能やレポートの見方、活用法
・トラッキングコードとそのカスタマイズ
・広告効果測定のためのカスタマイズ
・レポートのカスタマイズ、データ連携
・ユニバーサルアナリティクス
・自動化や各種ツール

※テキスト冒頭より転載。
※以下は対象外(申し込みページより)
・モバイル計測(アプリ計測、ガラケー計測)に関する内容
・有料版のPremiumに関する内容
・各種APIに関する内容
・Google Tag Manager

 

3.所感

講義はさすがのクオリティです。
Google Analyticsの理解が格段に深まりました。

 
私は仕事で日々Google Analyticsを使っているため、講義内容の9割は知っていることの再確認でしたが、1割は知らないこと=新たな学びでした。

 
正直、私はこの「9割の再確認」をしたかったがために受講したと言っても過言ではありません。
それも「Google Analyticsを正しく理解されている衣袋さんに」というところがポイント。

 
今の自分は、これまで本、セミナー、ネット検索、実務、で学び経験したことの塊なわけですが、そうやって数年かけてゴテゴテと作ってきた砂場の泥でできた城みたいなものを、2日間かけ、詳しい人から体系立ててみっちりゴテゴテ固めていってもらえることで、しっかりした城にできたように思います。

 
また、知らなかった1割のことを知ることで、自分の中にあるいくつかのことが結びつき、過去どうしても見つからなかったパズルのピースが見つかったような気分になったり、今後こうしようといった考えが浮かぶきっかけになりました。

 

4.どんな人が、どういう状態以上で受講したほうが良いか

(1)まず「どんな人が」について、ざっくり言うと、

Google Analyticsを使って、ウェブマーケティングの成果を上げたい人

というイメージです。

 
具体的には、
・GAを導入したサイトを持つ企業のウェブ担当者
・GAを使ったウェブ改善提案などを行うウェブコンサル会社、制作会社、代理店の方
ということで、中か外かでGAを使って成果を上げることがミッションの人という感じです。

 
さらに細かく言うと、担当のサイトがECの場合はもちろん、企業サイト、ブランドサイト、キャンペーンサイト、PCやスマホ問わず、サイトの成果を上げるということが必要であれば、どんなサイトでもOKだと思います。

 
余裕があれば、GAのトラッキングコードをサイトに実装するエンジニア/プログラマー、GAのデータやレポートを元にアクションを考えるプランナー、も意味があるかと思います。
どのようなデータが取得できて&できなくて、どうような定義で、どのような事前準備や事後設定が必要で、といったことを知ることができるためです。

 
(2)次に「どのいう状態以上で」については、

Google Analyticsを1年くらいだいたい毎週使っていて、GAの専門書を1冊きちんと読み込んだことがある人

というイメージです。

 
「ちょっとだけ使ったことがある、見たことある」くらいだと厳しいです。

 
講義は、この多機能かついろいろと面倒なGAを”網羅的”に説明してくれるため、ひとつひとつの説明はスピーディかつ専門用語もさらっと出てきます。
なので、用語含めほとんどのことが「初めて」だとついていくのがやっとになってしまったり、ついていけない可能性が高いです。

 
以下、申し込みページより「受講対象者」部分を引用。

Google アナリティクスの基本は知っていて、各種初級コースなどを受講した経験はあるが、徹底的に使いこなしたいと考え始めているエンドユーザーのあなた。

お客様のためにウェブ制作やコンサルティングを行っているが、改めてGoogle アナリティクスを徹底的に勉強してクライアントに有効な改善施策を提案したり、GAIQ取得を考えているあなた。

などにお薦めです。

さらにその下の部分も。

Google アナリティクスを使い始めたばかりの入門者の方には難易度は高いです。また上級者や既にGAIQ取得者で十分に機能やカスタマイズを理解されている方に、さらに高度なテクニックをお教えするようなことはいたしません。

 

5.費用対効果

結論、相当良いと思います。
少なくとも私はだいぶ良いという評価です。

 
まず単純に「費用」という点についてですが、70,200〜95,040円、で、2日間で12時間なので、5,850〜7,920円/h、です。
2時間で1万円以上のセミナーと考えると、お世辞にも安くはないです。

 
ただ、この講義内容であれば、私は妥当な額だと思います。

 
理由の大きく2つ。
一つは、この講義を受講しなければ手に入らないテキストがものすごく価値のあるものであること。
一つは、講義中、各所細かい部分まで、衣袋さんが検証した結果を元に説明してくれるため=単純な使用や機能説明だけでなく、衣袋さんのGAの知見も併せて共有してもらえる、ということです。

 
次に「効果」についてですが、これは実際、「その人次第」になるかと思います、元も子もない話ですが。

 
ここで得たものを元にGAの設定を変え、データ集計し、分析し、結果から仮設を出し、アクションを出し、実行し、成果をあげる、もよし、社内勉強会を開き、関係者に共有することで事業を推進する、もよし。

 
この費用は「教わること」=インプットに対してなので、その後、どう活かすか=アウトプットがこの講義を受けた価値をさらに上げられるかどうかのポイントなわけで、ROI(投資対効果)なわけで。

 
上げられるかどうかはあなた次第です。(ハローバイバイ関さんの都市伝説風)

 

6.まとめ

12時間、7〜9万円と、時間もお金もそこそこ費やすことになります。

 
なので、目的をもって、事前準備(基礎知識習得)をしっかり行い、1回目と2回目の間に予習復習、講義後すぐに何かしら学んだことを活用し、小さくても良いのでまず成果を出すことが大事だと思います。

 
そしてその後継続的にアクションを行うことができれば、本セミナー以上にGoogle Analyticsを学べて、費用対効果の良いセミナーは現状他に無いと思います。

 
これだけ絶賛したところで私になんのメリットもありませんが(笑)、Google Analyticsを学べる最高の機会をご紹介することで、ちょっとでも日本の景気が良くなることを祈ります。

 
※本エントリーに記載している講義に関するすべてのことは、筆者が受講した際の情報であり、他の実施日はこの限りではありません。

 

おまけ:オススメ本

受講前にどれか1冊は読んでおきたいところです。

 
▼本講座講師、クロス・フュージョン、衣袋さんの著書(GA界の巨匠による安定の良書)
※「現時点で半年以上経ってすでに古くなっており、また超高額なので…(本人談)」とのことでしたが、ご紹介させて頂きますね。
ユニバーサル アナリティクス版「Google アナリティクス完全マニュアル」(2014年2月発行)
ユニバーサル アナリティクス版Google アナリティクス完全マニュアル

▼トランスコスモス、山浦さんの著書(辞書的な)

▼真摯、いちしまさんの著書(使えるTIPS的な)

▼アマゾンジャパン、小川さんの著書(GA勉強本ではないけど上記GA本と併せて読みたい)

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Number, Inc.
代表取締役
渋谷 泰一郎
Taiichirou Shibuya
Analytics Director

TwitterFacebook