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レポートイメージ

「データ」と「その時期にあった出来事」はセットで初めて意味をもつわけで

きっかけはちきりんさんのブログ

私がブログを始めたのは2007年4月でした。
始めて2年ちょっと経った頃(2009年8月)、覆面カリスマブロガーちきりんさんのブログで「そうですよね」と思ったことがありました。

 
ちきりんさんがブログを始めようと思った当時(2005年3月)、何故アメブロや他のブログサービスではなく、はてなでブログを書こうと思ったか。

 
以下、冒頭部分を引用させて頂きます。

ちきりんがブログを書こうと思った4年前、いくつかのブログサービスを比較し、どこで書こうか考えたのですが、その時“はてな”に決めた理由は、「画面デザインのシンプルさ」と「日付」でした。

私の文章は長いので、できるだけシンプルな見た目がいいと思い、あちこち比べてみたのですが、“はてな”は他より圧倒的に読みやすいと思えました。

そして、もうひとつ、ちきりんにとってとても大事だったのが、「日付がURLに入っていて、画面でも見やすい場所にある」ことでした。

ちきりんは資料を読む時、まず「日付」を見ます。これはもう癖みたいなもんです。仕事の資料はもちろん、新聞や雑誌、新書や小説などの本を読む時(買う時)にも、まずは「いつが初版なの?」というのを確認します。

だって情報ってのは時代背景とセットで初めて意味をもつわけで。

 
私も仕事柄、情報やデータはその時期にあったことと併せて見るようにしていましたが、明文化したことがなかったのでこの記事を見て「そうですよね」と思ったのをよく覚えています。

 
そんなこともあり、このサイトをWordpressで作る際、タイトル下とURLに日付を入れるようにしました。
人のブログやメディアの記事を見る時も必ず日付を見ますし、時代背景も併せて考えるようになりました。

 
前提や仕様が変わるものに関してはその情報がいつのものかが非常に大事なので、Google検索のオプションで期間を「1年以内」とか「1ヶ月以内」に指定して検索しています。
(Google AnalyticsとかIT関連の情報は特に。動きが早いので)

 

ウェブアナリストが扱う「データ」も同じ

自分の仕事で考えると、アクセス解析や広告効果のレポートも同じで、時系列のグラフデータの下には必ずその期間にあった出来事やアクションを入れるようにしています。

 
レポートのイメージ的にはこんな感じです。

レポートイメージ

 

まとめ

ちきりんさんの言う「情報ってのは時代背景とセットで初めて意味をもつわけで」に同意です。
ウェブアナリスト的に言い換えると「データとその時期にあった出来事はセットで初めて意味をもつわけで」です。

 
メルマガを打ったという自分たちのアクションから消費税があがったという世の中の出来事まで、ミクロからマクロまでの出来事と一緒にデータを見ます。

 
数字が上がった下がった要因は何か。
自分たちのアクションの成果なのか、世の中の出来事=外部要因なのか。
きちんと見なければいけませんよね。

 
あまり意識していなかった人は意識して見てみるといいかもしれません。
違う意味に見えてくるかもしれませんよ。

 
そんじゃーね。

 
 
【参考リンク】

▼ちきりんさんとは?
「覆面カリスマブロガー」ちきりんの正体 一橋大卒マッキンゼーOGの超エリート?(2012年11月15日)

▼上記で引用させて頂いたちきりんさんの記事
はてなで書き始めた理由(2009年8月20日)

▼ちきりんさんがブログを始めた時期のブログサービス事情↓
大手ブログサービスのアクティブユーザー数を比較してみる。(2005年10月27日)

▼「情報」と「データ」という言葉の定義の違い
「情報」と「データ」を混同して使っていませんか?(2009年08月18日)

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