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ajinomoto

日本の広告費をいろいろグラフ化してみた(2006~2013年)

※画像は尊敬すべきエロ&笑顔がステキな大先輩Kさんがコピーを担当した新聞広告。とても好きな広告なので記事のメイン画像に使わせて頂きました。

 

サマリー

✔ 総広告費は、この8年間で7兆円から6兆円に=約86%。

✔ 衛星メディア関連が237%、インターネットが226%と2倍以上に成長。

✔ 雑誌が52%、新聞が62%と減少。

✔ インターネット広告費の内訳は、媒体費:制作費=7.5:2.5とほぼ変わらず。

✔ プロモーションメディアで8年前と比較して増加しているのはPOPのみで106%。

 

 

日本の広告費「全体編」

2014年2月20日、2013年の日本の広告費が電通から発表されました。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2014/pdf/2014014-0220.pdf

というわけで、早速いろいろなところで記事になっていますが、自分で好きなようにグラフ化してみたくなったので作ってみました。

 

この電通のページを元に、2006~2013年の8年間をグラフ化。
※「プロモーションメディアってどんなの?」みたいな不明点=項目の定義は下記ページを参照。
http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2013/about.html

 

日本の広告費 推移

総広告費は、この8年間で7兆円から6兆円に=約86%になってますね。

※リーマン・ショックがイマイチ分かってない人は↓
「リーマンショックを、小学生でも分かるレベルで、解説して欲しい。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434932924

 

変化を分かりやすくするために、2006年と2013年だけの数値で表を作ってみました↓ (単位:億円)
日本の広告費 図表

衛星メディア関連とインターネット、絶対値が他とくらべ1桁小さいですが、ほぼ2倍になってます。
※ざっくり言うと、衛星メディア関連=BS放送やCATVの媒体費+制作費、インターネット=媒体費+制作費。

とはいえ額の大きいマスコミ四媒体とプロモーションメディアがそれぞれ76%、78%なので、トータル減、となってます。

 

一応、構成比のグラフも作ってみました。
日本の広告費 構成比

マスコミ四媒体が50%切っちゃってますね。

一方インターネットが15%と、成長著しいです。
今年はもっとインターネットの比率が高くなるでしょうね。
とはいえマスコミ四媒体=いわゆるオールドメディアの影響力は今も絶大ですし、各媒体の役割が細分化されていってる印象です。

 

以降、それぞれ内訳を見ていきたいと思います。※衛星メディア関連は内訳項目が無いので上記図表にてご確認を。

 

日本の広告費「マスコミ四媒体編」

まずは減少傾向にあるマスコミ四媒体から。

日本の広告費 マスコミ四媒体 推移

リーマン・ショックの翌年=2009年に軒並み減少してます。
中でも額が大きいので新聞とテレビの落ち込みが目立って見えます。
その後テレビは若干盛り返してきてますが、新聞は苦戦してますね。

 

これも2006年と2013年だけの表作りました。(単位:億円)
日本の広告費 マスコミ四媒体 図表

こうやって見ると雑誌が52%と一番減少幅が大きいですね。その次に新聞の62%。

 

次構成比。

日本の広告費 マスコミ四媒体 図表

 

構成比では、テレビが盛り返してきたのに対し他が苦戦しているため、テレビの比率が上がってます。
やはり今後はインターネットとどう絡めていくか、が各媒体ポイントになってきますね。

 

日本の広告費「インターネット編」

成長著しいインターネットの内訳です。
日本の広告費 インターネット 推移

日本の広告費 インターネット 推移

媒体費も広告制作費も、リーマン・ショックの影響で2009年がほぼ横ばいになったのを除き、年々高い成長率です。

 

日本の広告費 インターネット 構成比

 

構成比はあまり変化無し。
媒体費:制作費=7.5:2.5

インターネット界隈は本当に流れが早いので次から次へとキーワードが出てきて覚えたり理解するだけでも大変です。
が、本質は変わらないので、あくまで消費者にとってどうなのか?ということを考えていければブレないのかなと。

 

日本の広告費「プロモーションメディア編」

最後に減少傾向のプロモーションメディア。
新聞の折込チラシやダイレクトメールが含まれます。

日本の広告費 プロモーションメディア関連 推移

プロモーションメディアもリーマン・ショック以降全体的に減少傾向。
中でも一番規模の大きい折込の減少が目立ちます。

 

日本の広告費 プロモーションメディア 推移

8年前に比べて増加しているのはPOPのみ。
一時期勢いの良かったフリーペーパー系も68%と減少しています。

POPが増加しているのはインターネット、スマホの普及が影響しているんだろうなと。

 

日本の広告費 動向まとめ(2006~2013年)

✔ 総広告費は、この8年間で7兆円から6兆円に=約86%。

✔ 衛星メディア関連が237%、インターネットが226%と2倍以上に成長。

✔ 雑誌が52%、新聞が62%と減少。

✔ インターネット広告費の内訳は、媒体費:制作費=7.5:2.5とほぼ変わらず。

✔ プロモーションメディアで8年前と比較して増加しているのはPOPのみで106%。

 

以上。

 

[記事作成用に作ったデータ(エクセルデータ)です。欲しい方はどうぞ]

日本の広告費20140318

 

[記事を書くためにいろいろ調べている中で読んだ記事]

急成長するモバイル広告市場――『2013 日本の広告費』に見る、日本の広告市場の今後(2014年3月3日)
http://diamond.jp/articles/-/49483

対談「2013年 日本の広告費」を読み解く上智大・音好宏教授×電通総研・奥律哉研究主席(2014年3月17日)
http://dentsu-ho.com/articles/923

 

 

余談

今回こういう記事を書こうと思った理由は、

 

1.身の回りのマクロ、ミクロの数字を肌感として持っておきたい

2.自分の考えを文字と図表でわかりやすく伝えたい(ための練習)

 

という「おめー何歳だよっ!そんなの知ってて&できて当たり前だろ!」と突っ込まれそうなものでした。。
なのですが、残念なことに人一倍覚えも上達も遅い人間としては、カテゴリ化して地道に書き続けていこうと思います。

 

ちなみにこの広告費のデータをまとめるにあたり、GDPと人口のデータも少し整理しました。
こんな感じのグラフ↓

 

人口、名目GDP、1人あたり名目GDP 推移

今度ちゃんと整えて書きます。

 

追記(#2015/3/17)

▼2014年版
【グラフ&表】日本の広告費推移(2005~2014年)

 

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代表取締役
渋谷 泰一郎
Taiichirou Shibuya
Analytics Director

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